「志摩屋福太郎」シリーズとは?
アサヒグラフ*に不定期で掲載されていた、
杉浦日向子先生のオールカラー漫画です。
(単行本未収録作品)
カラーは江戸アルキ帳や東のエデンでも拝めますが、フルカラー漫画なんてそうそうない!
ファンにはとってもうれしい作品です。
ネット上で調べてみたのですが、あまり情報がなかったので自分でまとめてみました。
少しでもご参考になればと思います。
*「アサヒグラフ」…朝日新聞社より刊行されていたグラフ雑誌。2000年で廃刊となる。
<おはなし>
薬種問屋志摩屋の3代目若だんな福太郎とその両親や奉公人が繰り広げる日常を描いたお江戸漫画。
月に10日と家に帰らない息子福坊(フーボウ)にいつも癇癪なお父っつぁんと、それをのんびり見守るおおらかなおっ母さん。
医者の済々堂、幇間(ほうかん)の喜六も加わって、吉原新宿 愉しくふらり、今日も福太郎は生くのです。
メモ:家紋…光琳蝙蝠(こうりんこうもり)
●アサヒグラフ掲載目録●
<雑誌表紙> ★…管理人所持品
【漫画】
1983 年
(S58) 0114号/B4/カラー9P 「落花狼藉」
1983 年
(S58) 0429号/B4/カラー9P 「三味線枕」
★ <1P>
1983 年
(S58) 0729号/A4/カラー9P 「海千山千」
★ <1P>
1983 年
(S58) 1014号/A4/カラー9P 「新宿綺譚」
★
1984 年
(S59) 0120号/A4/カラー9P 「徳若に御万歳」
★
1984 年
(S59) 0803号/A4/カラー9P 「百物語」
★
1985 年
(S60) 0531号/A4/カラー9P 「梅雨のはて」
★
1987 年
(S62) 1016号/A4/カラー9P 「秋色とりどり」★
【絵+文】
1985 年
(S60) 0104-11合併号/A4/カラー13P 「江戸の新春・七景」
★
1986 年
(S61) 0117号/A4/カラー13P 「江戸の新春・七景」
★
※この情報は現時点で管理人が把握しているものであって、正式なものではありません。
万が一抜けている号数等ありましたらご連絡いただけると幸いです。※(情報元:2ちゃんより)
※中身の画像はのっけて良いものかと思いつつも…ほんのしばらくは置いておきたいと思います。
大好きなセリフ
(モノノーグ?)をひとつ抜粋
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草も水も 山も空も
なにもかもが おもしろいし、うれしい
床の間の 掛軸からは こんな風は吹いてこない
「三味線枕」より
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日向子先生は若だんなになりたいとおっしゃてたと思うんですが(大江戸観光)
まさに福太郎が理想の若旦那(ばかむすこ)なのでしょう、とても魅力的なお坊ちゃんです。
※アサヒグラフは、古書店
ビブリオ、又は
ヤフーオークション等で入手できます。
※
国立国会図書館(入館資格満18歳以上)で上記号数全ての閲覧が可能です。
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